👧熊本地震・2016年4月(震災直後)みやこ旅館に宿泊した👦安い探偵（熊本県）行方調査

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熊本県の出来事　2016.4.14。👦おすすめの探偵事務所

熊本地震。

·2016年4月14日と16日に発生した熊本地震。最大震度7の激震に2度襲われ、熊本、大分両県で関連死を含めて275人が亡くなった。 2016年4月の熊本地震の「前震」から14日で5年となる。16日の「本震」とともに熊本県では最大震度7を観測、大分県と合わせ4万3000棟超が全半壊し、避難者は最大20万人近くに上った。インフラ復旧が進む一方、今も仮設住宅で暮らす被災者がおり生活再建は道半ばだ。死者の8割は被災後の疲労やストレスで亡くなる「災害関連死」で、長引く避難生活への対応も課題となっている。

熊本県では3月末時点で災害公営住宅1715戸が完成し、1657世帯が入居した。一方で150世帯（418人）が今も仮設住宅で暮らす。3月末で県による義援金受け付けは終了したが、住まいを失った高齢者らの孤独死も起きており、行政や地域住民らのサポートが欠かせない。崩落した阿蘇大橋（熊本県南阿蘇村）は架け替えられて3月に開通した。同県の国道57号も昨年10月に開通しており、被災した国道や県道は地震発生から5年ですべて復旧する。

JR豊肥（ほうひ）線は熊本県内の肥後大津―阿蘇間（営業キロ27.3キロ）が20年8月に復旧し、熊本と大分を結ぶ148キロが約4年4カ月ぶりに全線再開した。観光名所の阿蘇へのルートは復旧した形だが、新型コロナウイルス禍が地域観光に影を落としている。熊本城（熊本市）の天守閣は修復工事を終え、4月26日から内部の一般公開が始まる。損壊した石垣や建物の完全復旧は37年ごろを見込んでいる。

震災の直後、わたしは調査のため熊本へ向かった。

震災の直後、わたしは調査のため熊本へ向かった。新大阪駅から熊本駅まで、新幹線を利用する予定だったが、九州新幹線がストップしていたため、博多駅で、レンタカーを借りて熊本入りすることにした。

その前に、九州入りした際は、博多駅で、実の娘と会ってお土産を渡すのが恒例になっていた。地下鉄空港線の改札付近で、「ありがとう。」と実娘。わずか30秒ほどだ。「身体に気をつけるんやで。」と、わたし。実娘は、後ろを振り返り、地下鉄の改札を通ってホームへと降りていく姿を眺めるのが、わたしの唯一の楽しみだ。

まあ、その話しはよいとして、博多駅では、熊本の地震の影響で、九州新幹線や在来線がストップ。仕方なしに、急行バスで行くか、レンタカーで行くか、悩んだが、熊本でレンタカーが借りれないかもしれないので、レンタカーにした。　

九州縦貫道で、行けるところまで行こうと思ったが、鳥栖インターから先は通行止めだったので、そこから先は国道３号線で行くことにした。やはり、国道3号線は大渋滞、工事車両の大型ダンプがずらっと列をなしている。この光景は、阪神淡路大震災のときに見たのと同じである。そうこうして、やっとのことで、熊本入りしたのは午後９時。博多を出発してから、6時間経過していた。　

いつも宿泊してるホテルに電話するが、つながらない。「まいったなぁ、今晩はクルマか。」と思いながら、あちこちのホテルや旅館に電話するが、つながらなかったり、本日は休業とか、満室とか、「そらまあ、そうだろうなぁ、震災直後に来る人間が悪いわなぁ。」と、自身で反省する。そうしてたら、１件の旅館と連絡がついた。「みやこ旅館だ。」

優しい女将さん。あの夜、天使のように見えた。

「もしもし、今晩空いてないですかね。」とわたし。「何名様ですか。」と女性。「わたし一人です。」とわたし。「お一人様ならいけますよ。」と女性。ラッキーだ。思わず「お願いします。すぐに行きますから。」とわたしは、電話を切って、レンタカーで急行した。

場所は、熊本城のすぐ東側、レンタカーをパーキングに停めて、セブンイレブンで弁当とお茶を買い。みやこ旅館に向かった。熊本城と上通アーケード商店街の真ん中にあった。夜10時だったが、商店街の明るい電気と、人の往来で、わたしの心を和らげてくれた。

これが真っ暗で、誰もいなかったら、震災の直後だけにずしっときたかもしれない。しかし、良かった。「こんばんは。」とわたし。「ハイハイ、いま開けます。」と女性。みやこ旅館の女将さんだ。「今晩だけでいいですか。」と女将さん。

「空いてたら、１週間泊まりたいんですけども。」とわたし。「いいですよ。」と女将さん。「一泊、おいくらですか。」とわたし。「一泊、2.500円です。」と女将さん。えっ、2.500円って、いつも泊まるホテルは一泊2万5千円。あっちは２食ついてるが。なんて優しい女将さんなんだろうか。わたしとそうかわらない歳だが、あの夜、天使のように見えた。